マレーシアKL2020ノート  2020年1月13日

作成:福田 淳(ARK)

マレーシア人口 約3,202万人(2017年)

うち国民 約2,874万人、外国人約329万人(2017年)

クアラルンプール人口:約180万人(2017年)

 

マレーシアはシンガポール、タイと同様にアセアンの中進国であり、経済規模も石油化学精製、電気・電子製品、ゴム製品プラントなどの産業がある国である。

昨今、2019年GDP成長率予測は4.3~4.8%(2020年1月13日段階)であるが民需の堅調さが伺える。

これまでの成長速度が速かったということでアセアンの中心国は自国の産業の高度化を構築していくことに数年は有すると思う。安定経済のスタートを意味をするが、マレーシアは観光産業のエアーアジア本社はマレーシア籍であり、結構大手有名企業がマレーシアに存在する。ハラル認証などの食事やイスラム社会の中東などの富裕層はクアラルンプールに訪問する機会も多い。

(KLの象徴であるペトロナスツインタワー)

  • 首都クアラルンプールの交通インフラについて

クアラルンプールは180万人の比較的小さな都市であるが昔から地下鉄、電車、バスなどの都市交通網はしっかりしている都市でありアクセスという面でもKLIA(国際空港)から中央駅であるKLセントラルと高速鉄道で28分とインフラも充実している。

(クアラルンプールはタイ・バンコクと同じで渋滞が激しく電車や地下鉄の移動がよい)

(Grabの標識が目立つ)

その他、シンガポールに本部を置くGrabタクシーも人気でクアラルンプールでは大型デパートの正面には専用の乗り合いレーンも完備してある。街中ではGrabフードのバイクも複数見かけ完全にスマートフォンのアプリ社会で利便性が広がっている。

 

●外国人にも移住先として人気のマレーシア。

外国人の移住先としてもクアラルンプールを中心としてマレーシアはロングステイ先としては人気のある国である。

マレーシアはマレーシア系、中国系、インド系といった多民族国家であるため街中でもいろんなものを取り込んでいる。

 

●何でもよいものは採り入れる開拓精神の街。

今回、街中で見つけた中国製の100%オレンジジュースの自動販売機で、特徴はお金を挿入すると自動販売機が100%フレッシュオレンジを絞りだすという珍しい仕組み。

日本でも制度が整えばかなりヒットしそうな自動販売機。

自動販売機の名前は“VITA C Charge”であるタピオカよりも健康によくブームになるそうな自動販売機を街中で発見。

 

(フレッシュオレンジジュース自動販売機 VITA C Charge)

(料金は1杯8リンギット:約215円でUSD2を想定しているようだ)

●マレーシア個人消費について

インターネットとスマートフォンが普及して本当に便利になり、生活においても欠かせない必需品となりアジア人、欧米人と共通の「モジュール化社会」が形成されている。

スマートフォンの機種もアップル、ファーウェイ、OPPO、VIVO、サムソンと東南アジアではお馴染みのブランドが広告合戦をしているが、日本のブランドがないというのは日本人として寂しい限りである。

(OPPOの広告)

 

最近、東南アジアの中進国ではスポーツフィットネスクラブがブームでマレーシアでもそのようで、今回ローカルのフィットネスクラブに行く機会がなかったが、宿泊したホテルのフィットネスでは朝6時の時点で10台以上のランニングマシンがうまっていたくらいだった。

イスラム教では肌を露出することはタブーであるが、女性用のへジャブスタイルのスポーツウェアもあり、若い女性の活動的な象徴が理解できる。

 

 

(マレーシア消費市場に関しての総括)

日本も一部同じような場面に遭遇するが、東南アジアがどこの国を訪問しても、昔と違い同じようなショッピングモールのコンセプトでつまらない。どこにでもあるZARA、UNIQLO、H&Mなど品物も同じである。

特徴がみな同じで発展とはモジュール化なのかという疑問が生まれいるのは私だけだろうか?

このまま安定経済を続け各国の独自の経済進化をこれからも仕事とレポートを心掛けたいと思う。

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